関節リウマチ 何歳に多いの?

「関節リウマチは何科を受診すればいいの?」と迷われる方は少なくありません。関節に異常を感じることから整形外科かリウマチ科か…悩まれるケースも多くあります。また「関節リウマチ=高齢者の病気」と思い込んでいる方もいらっしゃるようです。実は、関節リウマチは20代・30代などの若い世代でも発症することがある病気です。

関節リウマチは何歳くらいに多いの?

発症のピークは30代〜50代と言われています。女性に多い傾向がありますが、男性の患者さんもいらっしゃいます。「高齢者の病気」というイメージが強い背景には、症状の現れ方や、治療法の進歩が影響していると考えられます。

かつては、早期発見・診断等がむずかしく、発症から関節の変形など明らかな症状が出るまでに時間がかかり、高齢になってから発見されるケースも多かったようです。

治療が進化し、早期発見がカギに

近年では、リウマチ治療は大きく進歩しています。早期に発見・治療を始めることで、関節の破壊を防ぎながら症状をコントロールできる時代になってきました。そのため、以前よりも「高齢者の病気」というイメージは薄れつつあると感じております。

若い方こそ、早めにご相談ください

若い方の場合は、「若いから大丈夫」と、体の不調を見過ごしてしまう方もいらっしゃいます。ですが、関節リウマチの改善には“早期発見・早期治療”が何より大切です。

最近では、発症前の生活スタイルを維持できるケースも増えてきています。しかし、どんなに医療が進んでも、発見が遅れればそれだけ治療も難しくなってしまいます。

関節リウマチの症状には個人差があります。ほとんど症状が出ない方や進行がゆるやかな方もいれば、急速に進行するタイプの方もいらっしゃいます。自己判断で様子をみる前に、ご相談にいらしていただければと思っています。

「なんか変だな」と思ったら、リウマチ専門医へご相談ください

「朝起きると手がこわばる」「関節に違和感がある」など、ちょっとした変化も見逃さずに、リウマチ専門医にお気軽にご相談ください。検査をして問題がなければ、それで安心できますし、万が一、病気が発見された場合も、早期であればあるほど治療の選択肢が広がります。

廣田浩一院長

ご自身の体と、これからの生活のために、お気軽にリウマチ専門医へご相談ください。


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